BIRT のデプロイメント
BIRT レポートはウェブアプリケーションとして、デプロイすることが可能です。
これによって、BIRT レポートをデスクトップ上でみるものとしてだけではなく、ネットワーク上に配置し、多くの人が情報を共有することが可能になります。
BIRT のデプロイメント
BIRT Report Viewer は Tomcat 上にウェブアプリケーションとして展開することが可能です。このため、ブラウザを通して多くの人がレポートを利用できるようになります。
これを行う手順は大まかに次の通りです。
- Tomcat をインストールする
- BIRT ランタイムを Tomcat にインストール
- 必要な場合、JDBC ドライバーを配置
Windows 上に Tomcat をインストールするのは簡単です。Tomcat のサイトからインストールパッケージをダウンロードしてきてインストールするだけです。
BIRT ランタイムは BIRT ダウンロードページからダウンロードします。
zip ファイルを展開すると、その中に WebViewerExample というフォルダがあります。これを Tomcat のインストールディレクトリ下の webapps ディレクトリに丸ごとコピーします。
JDBC が必要な場合は、WebViewerExample/WEB-INF/lib 内にコピーします。
JDBC Driver for SQL Server を利用している場合は、sqljdbc4.jar のみコピーすれば動作するはずです。
Tomcat をインストールしたホスト上からアクセスする場合は、ポート番号が 8080 であれば http://localhost:8080/WebViewerExample/ にアクセスすれば、 レポートのサンプルが確認できます。
カスタムで作成した BIRT レポート *.rptdesign は WebViewerExample ディレクトリ内に配置します。それが例えば foo.rptdesign という名前であれば、 http://localhost:8080/WebViewerExample/frameset?__report=foo.rptdesign とすることでレポートが表示されます。
尚、その名前から予想できる通りこのレポートビューアはサンプルとして提供されています。このコードを書き換えることでカスタムのビューアとして利用することができます。